定年退職を迎えると、まとまった退職金が振り込まれます。しかし「この退職金、どう運用すればいいのか?」と悩む方は非常に多いです。銀行の窓口に相談すれば高い手数料の商品を勧められ、放置すれば低金利でほとんど増えない。この記事では、退職金の正しい運用方法と絶対に避けるべき失敗パターンを解説します。
退職金運用の大原則:焦らず・分けて・長期で
退職金を受け取った直後は「すぐに運用しなければ」という焦りが生まれやすい。これが最大の失敗の原因です。まず退職金を3つに分けることをおすすめします。
| 用途 | 割合の目安 | 具体的な置き場所 |
|---|---|---|
| 当面の生活費(2〜3年分) | 30〜40% | 普通預金・定期預金 |
| 中期資産(5〜10年) | 30〜40% | 個人向け国債・債券投資信託 |
| 長期資産(10年以上) | 20〜30% | NISA・インデックス投資信託 |
絶対に避けるべき退職金運用の失敗パターン3つ
- 銀行窓口の「退職金専用プラン」に飛びつく
高金利に見えても期間が3〜6ヶ月だけ。その後は手数料の高い投資信託に移行させられるケースが多い。 - 一括でまとめてリスク資産に投資する
「どうせ増やすなら全部株で」は厳禁。市場の下落局面で大きなダメージを受けてしまう。 - 「元本保証」の言葉に安心して低利回り商品を選ぶ
年0.1〜0.3%の定期預金では、インフレに負けて実質的に資産が目減りする。
60代からでも遅くない:NISAを使った退職金運用
2024年から新NISAが始まり、60代・70代でも非課税で運用できる環境が整いました。退職金の一部(例:500万円)をNISAの成長投資枠でインデックスファンドに投資し、残りは安全資産で保管するという戦略は非常に合理的です。
仮に500万円を年利4%で10年運用した場合:
500万円 → 約740万円(+240万円)
20年の投資経験から学んだ「退職金運用の本質」
著者・井上行雲は、株式投資の失敗・DC・NISAを経て、「投資はシンプルであるほど強い」という結論に達しました。その20年の実録を1冊にまとめたKindle本では、退職金を含む資産運用のリアルな考え方を解説しています。
まとめ
- 退職金は「分けて・焦らず・長期で」が基本
- 銀行窓口のプランは手数料に注意
- NISAを活用してインフレに負けない運用を
- リスク資産は退職金全体の30%以内に抑える
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